山下智久、「コード・ブルー」以来7年ぶりフジ連ドラに「帰ってきたな」
俳優の山下智久(39)が16日、都内でフジテレビ系主演ドラマ「ブルーモーメント」(24日スタート、水曜・後10時)の制作発表会見に出席した。 【写真】伝説ユニット「修二と彰」が一夜の復活!! 亀梨和也と山下智久4年ぶりステージ共演で「青春アミーゴ」披露 最近もNHK「正直不動産」や、配信ドラマなどで活躍しているが、民放の連ドラ出演は2019年4月期の「インハンド」(TBS系)以来5年ぶり、フジの連ドラは17年7月期の「コード・ブルー」第3シーズン以来7年ぶりだ。 ステージ中央に座った山下は、感慨深げに言葉を紡いだ。「久々にフジテレビさんに帰ってくることができて。光栄でうれしく思っています」と笑顔を浮かべ、「スタジオにも知り合いがたくさんいて、『帰ってきたな』という実感を日々感じています。皆さんに会えたこともうれしいし、またこうやって新しい仲間に会えることもうれしい」と声を弾ませた。 作品は小沢かな氏の同名漫画が原作で、気象災害によって脅かされる人命を守るチーム「SDM本部(特別災害対策本部)」の奮闘を描く。イベント中には、SDM本部のチーフで、気象庁気象研究所の研究官という役柄同様、強い覚悟を示す場面も。回想したのは、「コード・ブルー」第1シーズン(08年)の撮影に臨んだ時のことだった。 「病院での撮影中に急患で運ばれてくる人たちがたくさんいて。でも僕らは実際に命を救えない。演技の仕事に疑心暗鬼になってしまって」と俳優業に葛藤を抱えていたことを明かしつつ、「でも放送後に、作品を見て医者や看護師になろうと思ったという声をいただいて。間接的ですけど、命さえも救うことができる仕事。今回も誇りを持って、しっかり届けられる作品になると思います」。そう力強く宣言した山下の表情に、迷いはなかった。(田中 雄己)
報知新聞社