（左から）新ブランド「Wao bi」を立ち上げた関野早也香さんと製作者の宮坂美和さん。同ブランド品の帯とブーツの前で

　逗子の舞台クリエーター関野早也香さんが帯と靴のブランド「Wao bi（ワオビ）」を立ち上げ、10月13日開催のステージイベント「YOKOHAMA art show collection」で発表する。（逗子葉山経済新聞） 【写真】ブランドを立ち上げた関野早也香さんの洋装のコーディネート 　関野さんは日舞の名取だった母親に幼い頃から着物を着せてもらい、浴衣でも帯を太鼓結びにしてもらっていたという。「私自身も着物に親しみとこだわりがあり、ダンスパフォーマンスにも和装を取り入れているが、私の周りにも着物を着たいという人は多い。簡単に扱えればもっと帯を和装にも洋装にも取り入れられると考えていた」と話す。 　自宅で、革や布の小物、靴や帽子を作るオープンファボ「Orange Table」（逗子市新宿4）を運営している宮坂美和さんは、娘が関野さん主宰のダンススタジオ「Zusi Dance Studio Ales（アレス）」（逗子5）に通っていた関係で、関野さんと知り会った。「今年に入り、私の工房のことを知った関野さんから帯を使ったブーツのアイデアを聞き試作を始めた」と宮坂さん。「帯を切るのも初めてで、最初は抵抗もあったが、使われずにたんすで眠っているよりは、形を変えてでも、たくさんの人に帯のすばらしさを見てもらえた方がいいと思った」と振り返る。 　ブーツは履き慣れたパンプスなどの上にかぶせて着用し、ブーツを履いているように見える。同じ生地で簡単に装着できる帯は和装にも洋装にも合わせられる。関野さんは「長い歴史の中で帯も幅や結び方が変わってきた。帯を使った新しいおしゃれを楽しむアイテムになれば」と期待を込める。 　ブランド名「Wao bi」は簡単に装着できる帯に「驚きの感嘆符『ワォ』が出てくれたら」という思いを込めた。 　価格は、ブランド立ち上げを記念して帯とブーツとセットで2万5,000円～。自前の帯でオーダーすることも可能。