奥川恭伸が涙の復帰白星!平松政次氏「これでもらい泣きしなきゃ人間じゃない」と感動
◆ 「苦労してるんですよ」 ヤクルトが5-3でオリックスに勝利。この日は何と言っても808日ぶりの一軍登板となった奥川恭伸の力投が光った。 【動画】奥川恭伸が980日ぶりの白星!/6月14日:オリックス-ヤクルトのハイライト 初回に1点をプレゼントされてマウンドに上った奥川は、その裏味方のミスにも怯まず無失点スタート。2回の2死一、二塁のピンチは、若月健矢をスライダーで三振に仕留め、3回の1死一二塁ピンチも西川龍馬と紅林弘太郎を斬って取るなど粘りのピッチングを披露した。4回に杉本裕太郎にホームランを浴びたが、150キロオーバーのストレートとスライダーで攻め続け、5回を1失点で2021年10月8日以来、980日ぶりの白星を手に入れた。 お立ち台に上った奥川は「たくさんのファンの方に温かいご声援いただいて、ほんとに嬉しかったです」と絞り出したが、その後は涙で言葉にならないほどの号泣だった。 14日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説として出演した平松政次氏も「これでもらい泣きしなきゃ人間じゃない。 そのぐらい苦労してるんですよ」と目を潤ませながら第一声。この日のピッチングには「もちろんボール自体の良し悪しありましたけども、 ストレートが150キロと戻ってきた」と速球派投手として復帰したとし「これで少しずつ落ち着いて投げてくれば、当然もっと先発で投げられるようになります。内容的にはそんなに褒められることはないでしょうけど、それだけ腕が振れたというのは、もう故障は治ったとはいいうことが言えるんじゃないでしょうかね。だから今年は何回も登板ができると言えるでしょうね」とこれからの完全復活に太鼓判を押していた。 2021年に9勝をマークしたが、その翌年のジャイアンツ戦で右肘を痛め、さらにはその翌年7月に今度は左足首を骨折。そして再起を期した今年はキャンプで腰を痛めるなど何度も故障に泣かされ続けた右腕。涙の復帰戦の次の登板にも、当然注目が集まる。 ☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
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