万博「赤字の芽、早期に摘む」 経産相、監視委初会合
経済産業省は25日、2025年大阪・関西万博の「予算執行監視委員会」の初会合を開いた。有識者が上振れした万博費用を定期的に点検する組織で、斎藤健経産相は会合冒頭、運営費に関し「赤字にならないようにすることが重要だ。早期にその芽を摘み取っていく」と述べた。 運営費が赤字となった場合の穴埋め方法は未定で、公費負担が増える恐れがある。 監視委の委員は弁護士や大学教授らで構成される。太陽有限責任監査法人の梶川融会長を座長に選んだ。会合を3カ月ごとに開き、経産省による日本国際博覧会協会への委託事業費や、協会の運営費を点検する。