ヤクルト・村上宗隆が本塁打&打率で2冠も…チームは2連敗で最下位脱出ならず
(セ・リーグ、ヤクルト3―8DeNA、6回戦、3勝3敗、21日、神宮)主砲の一発は空砲に終わった。ヤクルトは7点を追う四回、先頭打者の村上宗隆内野手(24)がリーグトップに並ぶ4号ソロを放ったが、序盤の大量失点が響いて大敗。高津臣吾監督(55)は渋い表情を浮かべた。 【写真】DeNA・大貫から通算10本目となるホームランを放った村上 「1点ずつとは思っていたのですが…。打つ方もなかなか難しかった」 先発のヤフーレが二回途中7失点で降板。追う展開となる中、背番号55が見せ場をつくった。四回は真ん中寄りのスライダーを捉え、バックスクリーンへ滞空時間の長い放物線を描き「しっかり芯に当たった」。これで大貫から投手別最多の通算10本目の本塁打。最近7試合で4発と量産態勢に入り、打率・328もリーグトップタイで〝2冠〟だ。 チームは2連敗でカード負け越し。最下位と波に乗り切れないが、4番打者は「雨の中、残ってくれたお客さんもたくさんいた。少しでも勝つんだという姿勢を見せたかったし、それは見せられたと思う。次はしっかりチームとして勝てるように頑張りたい」と巻き返しを誓った。(武田千怜)