生徒がデザイン 黒石高100周年記念ラッピング電車の運行始まる 弘南鉄道弘南線(青森県)
2025年に創立100周年を迎える青森県黒石市の黒石高校が記念事業として、今月から弘南鉄道弘南線で100周年をPRするラッピング電車を走らせており、今後1年間、学校の大きな節目を乗客にアピールする。 デザインは生徒たちが考案。メインロゴマークとして「100」の数字をカラフルに図案化した情報デザイン科3年の葛西柚奈さんは「ねじれた縄のデザインで歴史が紡がれてきたイメージを、グラデーションでリンゴが青から赤く変わっていく様子を表現した」という。 黒石に生息するキツネをモチーフにしたマスコット「こけぎつね」は同じく藤田調さんが考案。100年の歴史をキツネの体にあしらったコケで表現し、地元の名所中野もみじ山のモミジを耳や首に配した。「電車の一面に自分が作ったキャラクターが描かれているなんて、スケールが大きくてうれしい」と喜んでいる。 このほど黒石駅で出発式を行い、木立徹校長がヘッドマークを装着。生徒たちが「銀河鉄道999」の演奏とチアリーディングで電車を見送った。