今江監督「勝ちをつけたかった」楽天4年目左腕 プロ最長10回無失点力投も報われず…初の交流戦V持ち越し
◆日本生命セ・パ交流戦 楽天0―1広島=延長11回=(14日・楽天モバイル) 楽天が延長11回に犠飛で失点し惜敗。先発の早川がプロ入り最長の10回を4安打無失点の力投も、打線が援護できず。2位ソフトバンクが勝ったため、「マジック2」のまま球団創設20年目で初の交流戦優勝は15日以降に持ち越しとなった。 4年目左腕が躍動した。5回までわずか1安打。6回1死、二俣に中堅にエンタイトル二塁打を浴び、初めて得点圏に走者を背負った。秋山、矢野と2者連続空振り三振。マウンド上でガッツポーズし、ほえた。 延長10回にはファンからの“早川コール”でマウンドに送り出され3者凡退に抑えた。117球を投げ「ファンも満員御礼で本当に後押しになりました。勝利を届けたいという思いでした」と感謝した。 15日のデーゲームで勝ち、ナイターのソフトバンクが引き分けか負けでV決定。引き分けでもソフトバンクが敗れれば、スローガン通り念願の「いただき!」が待っている。今江監督は「早川に勝ちをつけたかったが、打線にあと1本が出なかった。明日、しっかりと切り替えて戦いたい」と気合を込めた。
報知新聞社