<WBC速報>侍Jの準決勝相手は米国。逆転でドミニカを下す
WBCの2次ラウンド、プールFのドミニカ共和国対米国が18日(日本時間19日)、米国サンディエゴで行われ、米国が逆転で前大会覇者のドミニカを6-3で下した。米国は2勝1敗で3戦全勝のプエルトリコに次いで2位通過となり、日本が21日(日本時間22日)に準決勝で対する相手は米国となった。米国は、2009年大会以来、2度目のベスト4進出。 試合は激闘となった。まずはドミニカが米国の先発、ダフィーの立ち上がりをたたく。一死からマチャドがショートのエラーで出塁すると、カノがレフト線に先制ツーベース。さらに暴投振り逃げなどでチャンスを広げて、Cサンタナがライト前へ2点目となるタイムリー。ロイヤルズの昨季12勝3敗、防御率3.71の左腕エースから価値ある先制点を奪う。 米国も3回に反撃。ドミニカの先発、E・サンタナから、イチローの同僚スタントン、ルクロイが連打で無死一、三塁としてキンズラーのショートゴロの間に1点、一死となってからイエリッチにセンターオーバーのツーベースが飛び出て同点とした。さらに4回には二死からクロフォードが中前打で出塁すると、スタントンがレフトスタンドの上段へ特大の勝ち越し2ラン。ゲームをひっくり返した。 ドミニカは、5回に一死一塁からクルーズが三塁線を破るツーベースで二、三塁の同点機を作ったが、あと1本が出ない。 米国は、ダフィーから、ニシェク、クリッパードとつなぎ、7回裏にはマチャドにバックスクリーンに向かうホームラン性の打球を打たれたが、Aジョーンズがジャンプ一番、本来、スタンドインしていた打球を好捕した。4万3000人のファンがつめかけたペトコパークは盛り上がったが、続くカノにレフトスタンドにソロを浴びて、ついに1点差。しかし8回、ドミニカの6番手、レイズのストッパー、コロメが2つの四死球と崩れると、一死一、二塁からマカチャンが、左中間を真っ二つに割るタイムリー二塁打。2者が生還して6-3と再びリードを広げた。 米国は7回途中から回跨ぎしたレンジャースのダイソンが8回を3人で締めて、9回はアストロズのセットアッパー、グレガーソンが、ドミニカの反撃を許さず、3点のリードを守りきって2大会ぶりの準決勝進出を決めた。日本は、前回覇者を破り勢いに乗る米国と対戦することになる。