四国IL・徳島vs阪神2軍に3200人が熱狂!凱旋登板の阪神ドラ2・椎葉は古巣相手に劇的サヨナラ弾許す
四国アイランドリーグplus・徳島インディゴソックスが16日、阪神2軍とのNPB交流戦を地元むつみスタジアムで開催した。 阪神ドラ2椎葉・DeNAドラ5井上らに独占インタビュー! 阪神は昨年、ドラフト2位で入団した椎葉 剛投手(島原中央-ミキハウス)や2016年にドラフト6位で入団したOBの福永 春吾氏など、徳島とも縁のある球団だ。事前前売りチケットは即完売となり、当日は3200人の観客が詰めかけた。普段は500人~1000人程度のスタジアムが、満員の阪神ファンで埋め尽くされた。 試合は、徳島先発の最速156キロ右腕・工藤 泰成投手(明桜-東京国際大=1年目)や、サイドから力強い直球を投げ込む・中込 陽翔投手(山梨学院-山梨学院大=1年目)が阪神打線を抑え、スコアボードに0を並べた。5回には百崎 蒼生内野手(東海大星翔)、山田 脩也内野手(仙台育英)のルーキー2人に連続タイムリーを許したが、7回から登板した平安山 陽投手(松山聖陵)が3者連続三振に切って取るなど、独立リーグ屈指の投手陣がNPB相手に躍動した。 8回からは椎葉投手が凱旋登板。9回2死まで無失点を貫くも、代打の今村 龍之介内野手(西日本短大附-福岡大(中退)=1年目)がサヨナラ3点本塁打を放ち、徳島が劇的な幕切れで勝利を手にした。 試合前には阿波おどりの披露や地元の高校生徒による応援で観客を沸かせた。さらには、試合中も徳島商の吹奏楽部員らの演奏や、四国大チアリーディング部員らも駆けつけるなど、球場は大いに賑わっていた。 徳島の球団職員も、「予想以上の観客の数とファンの盛り上がりに驚いた。グッズの販売をしていたが、一度も試合を見ることが出来ないほど、多くの観客が来場していて、阪神ファンの熱気を感じた」と感嘆していた。 チームは7月9日に JAアグリあなんスタジアム、7月10日にむつみスタジアムで、巨人三軍とNPB交流戦を行う予定だ。後期リーグ戦だけでなく、NPBとの対戦でも確かな実力を示す選手たちに注目だ。