アンバサダーに就任した森公美子

　ミュージカル女優の森公美子（64）が26日、大阪市内で行われた「ブロードウェイ・ミュージカル『天使にラブ・ソングを…』（シスター・アクト）大阪公演」（7月24日～28日＝オリックス劇場）の取材会に出席し、同公演のアンバサダーに就任したと発表した。 　1992年に公開された同名の映画を米女優のウーピー・ゴールドバーグがプロデュースしたミュージカル作品。同公演はブロードウェイで上演しているキャストでの来日公演で、大阪初公演だ。 　森は、日本版キャストで行われた際、デロリス役を演じた。「彼女は本物の愛情を知らないで育った人間。それが修道女によって、本当の愛とか友情とかたくさんいただくんですね。そこでデロリスが変わっていく。もっと成長していくのはシスターたち。デロリスに多大なる愛情をそそぐ。それが見ている人の心を揺さぶられる」と作品を解説し、感極まって涙ぐんだ。 　アンバサダー就任の意気込みについて「なんだか申し訳ないなと思いながら、私で良かったら、お役に立てばという事で参りました。（大阪公演では）パンフレット売りでもしようかなと思っています。その時は自前で来ます」と言い笑わせた。 　さらに見どころについて「全部が見どころなんですが、アラン・メンケンさん（米映画音楽作曲家）の音楽がすばらしい。夢心地になるような気持ちになる音楽。衣装もギラギラしてました。照明もハデ。本場のブロードウェイの方たちが演じるシスターアクトを経験してみてください」と語り、続けて「ニューヨークに行く飛行機代だけでも25万円からです。今、ブロードウェイのチケットは10万円くらいするんですよ、円安だから日本円だと15万円くらい。だからお得です。それを考えると行かないと損だと思います」と関西人に響くアピールをしていた。