【春高バレー5日開幕】静岡県代表 浜松修学舎「4強照準」/富士見「就実に雪辱」
バレーボールの全日本高校選手権(春高バレー)は5日、東京体育館で開幕する。本県代表は男子で2年連続2度目の浜松修学舎が瀬戸内(広島)、女子で12年連続出場の富士見は健大高崎(群馬)と、いずれも初日の1回戦で対戦する。
男子・浜松修学舎
前回大会初出場で8強入りしたメンバーが成長した姿を見せられるか。3年生のエース扇谷暉主将は「集大成の場を楽しみ、観客を楽しませるプレーをしたい」とセンターコート(4強)に照準を合わせる。 全国舞台でパワー不足を感じ、レシーブを強化するとともに持ち前の多彩な攻めに磨きを掛けてきた。鍵を握るのはセッター若杉。変幻自在の攻撃的なトスで扇谷暉や赤堀らスパイカーを生かす。 課題だったブロックも県大会決勝で小川、平岩のミドルブロッカーが存在感を示し、練習の成果が表れた。初戦を突破すると、2回戦の相手は前年度準Vの強豪福井工大福井。サーブで崩し、粘り強くつなぎながら勝機をつかみたい。
女子・富士見
大黒柱で得点源の福元を軸に、創部以来最高成績だった前回大会の8強超えに挑む。2年生主体で未完成の部分が多いが、鈴木、平井らの成長で攻撃力がアップ。甲斐監督は「小さくても守備が得意な子が多い。コンビバレーを展開したい」と意気込む。 初戦の健大高崎も完成度が高く油断できないが、確実に勝って前回覇者就実(岡山)への挑戦権を得たい。今夏の全国総体決勝トーナメント2回戦で完敗した難敵に雪辱を果たせば、センターコートへの道が開ける。 「攻撃を組み立てるため、最初の1本、いいレシーブを上げたい」と3年生でリベロの千葉主将。「得点の取り方を工夫し、自分たちの力を試したい」と決意を固めている。