ＪＲＡ初勝利をマークしたタイグ・オシェア

　２７日の東京８Ｒ（４歳上１勝クラス、ダート１４００メートル）で本日２７日から短期免許で初来日のタイグ・オシェア（４２＝愛）が日本での初勝利を決めた。この日、６戦目だった。　 　１番人気のジャミーレに騎乗し、中団馬群の中で我慢させ、直線外からダイナミックな追い方でパートナーを差し切り勝ちに導いた。 「まず、東京競馬場の多くのファンの皆様の前で写真を撮ってもらえることがとてもうれしいです。私にとって初来日だったので、このような形で勝利でき、これからも数多く勝ちたいと思っています」と笑顔を見せたオシェア。 　レースについては「ゲート自体はうまく出たのですが、他馬を怖がって後ろの位置になってしまいました。それでも、馬の力を信じて直線で外に出したところ、しっかり脚を使って伸びてくれました」と人馬一体の勝利だったことを強調。「国枝先生をはじめ、数多くの調教師からのサポートをもらっているので、このまま数多く勝ちたいと思っています。アリガトウ！」と日本語も交え、感謝の気持ちを伝えた。 　ＵＡＥでリーディングを１２回獲得。今年のドバイＷＣではローレルリバーに騎乗し、２着ウシュバテソーロに８馬身半差をつける圧勝を演じた名手が異国でいきなり存在感で見せつけた形だ。