今後どうなるの…。契約満了間近の欧州日本人(6)欧州離れてもすごい! 日本が誇る守備の達人
ヨーロッパの23/24シーズンも佳境を迎えており、各クラブはそれぞれの目標に向けラストスパートをかけている。そうした中、早くも今季終了後の去就に関する話題も増えている。とくに契約満了間近の選手の動向は気になるところだ。今回は、今季限りでクラブとの契約が切れる予定の欧州日本人を6人紹介する。
●吉田麻也(ロサンゼルス・ギャラクシー) 生年月日:1988年8月24日 今季リーグ戦成績:7試合1ゴール0アシスト 昨年アメリカにプレーの場を移した吉田麻也は、相変わらず安定したプレーを続けている。 2010年の海外挑戦から14年。吉田はオランダ、イングランド、イタリア、ドイツと5大リーグを中心に列強のストライカーたちとの対峙を続け、昨年8月にアメリカのMLSへの初挑戦を決意した。 移籍先に選んだロサンゼルス・ギャラクシーでは、1リーグに29チームがひしめき合う中での過密日程や、欧州リーグではまず見ることのない長距離移動など、今まで経験したことのない環境の中でも加入後全試合にフル出場。シーズン途中からはチームキャプテンを務め、これまでの経験をフルに活用している。今季も全7試合でキャプテンとして出場し、チームの大黒柱として奮闘。LAロサンゼルスは7節終了時で5位につけており、昨年26位に終わった昨季から目覚ましい成長を遂げている。 MLSは春秋制を採用しており、吉田はシーズン終了となる今年の年末までの契約となっている。すでにロサンゼルスにとって必要不可欠な存在となっている吉田を同クラブが簡単に手放すことは無いとは思うが、今季終了時に獲得戦線に加わるJクラブは少なくないだろう。百戦錬磨の守備職人のプレーが日本で見られる日は来るのだろうか。