J1札幌 MF浅野雄也「仲のいい後輩」倒す…3日・アウェーC大阪戦で昨季まで同僚の田中駿汰と激突
J1北海道コンサドーレ札幌MF浅野雄也(27)が、「仲のいい後輩」との初対決を制しにいく。札幌は1日、アウェー・C大阪戦(3日)に向け、宮の沢で練習した。C大阪で攻守の中心を務めるのは、昨季まで札幌に4年間所属したMF田中駿汰(26)。浅野にとって大体大の1学年下で、公私ともに最も親しくしてきた田中との対戦へ「楽しみです」と胸を躍らせた。 右シャドーが濃厚な浅野に対し、田中はボランチとマッチアップ機会も増えそうな戦い。浅野は田中の能力に警戒を強めつつも、攻略のイメージを膨らませた。「余裕を持たせてボールを持つと駿汰はうまい。プレスをかけてバックパスを増やさせるとか、安パイなプレーにどんどんさせることで良さを消せるんじゃないか」。プレーも性格も知り尽くした後輩に圧力をかけ、決定的な仕事はさせない。 最下位の札幌に対し、C大阪は首位を走るが、浅野は「勝てる相手だと思っている」と言い切った。感じるチームの変化が、その思いにつながっている。前節・湘南戦は3―0から追いつかれるも、今季初の複数得点で4試合連続不敗とした。「得点の形はどんどん増えてきているので。良さは出ていると思うし、負けていないことはプラスに捉えていきたい」。下を向かず、5月の白星発進だけを浅野が見据えた。 (砂田 秀人)
報知新聞社