早くも不安…。Jリーグ、スタートダッシュ失敗の大物新戦力(4)まさかの出場なし…。欧州から来たのになぜ?
明治安田J1リーグの2024シーズンが開幕して、およそ1カ月半が経過した。各チームが補強した選手たちの中には、期待に沿った活躍を見せる新戦力もいれば、活躍が期待されながらもなかなか輝けていない新戦力もいる。今回は、さまざまな理由で今季スタートダッシュに失敗してしまった新加入選手をピックアップして紹介する。※情報は4月17日時点。スタッツはJリーグ公式のものを参照。
DF:ファンウェルメスケルケン際(背番号31) 生年月日:1994年6月28日(29歳) 所属クラブ:川崎フロンターレ 今季リーグ戦成績:0試合0ゴール0アシスト 川崎フロンターレのMFファンウェルメスケルケン際は、日本デビュー戦となった『FUJIFILM SUPER CUP 2024』のヴィッセル神戸戦で決勝弾を決めるという素晴らしいパフォーマンスを見せた。しかし、そこで残した鮮烈なインパクトは残念ながら徐々に薄まりつつある。 今季、川崎Fへ完全移籍した際は、右サイドバックを主戦場とするプレーヤーだ。同選手は、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の山東泰山戦(アウェイ)で川崎Fデビューを果たすと、前述したスーパー杯に先発出場。後半開始直後に期待に応える移籍後初ゴールをマークし、自らの1点でチームに今季初タイトルをもたらすなど、日本でのキャリアの滑り出しは順調かに見えていた。 しかし、そのスーパー杯から、際はピッチに立つことができていない。それどころか、2月20日に行われたACLの山東泰山戦(ホーム)ではベンチ入りを果たしたものの、それ以降はベンチ外の日々が続いている。Jリーグでのお披露目はお預け状態だ。 負傷離脱の発表などがクラブからされているわけではないが、どんな理由であれ、ここまで試合に絡めていない現実をポジティブにとらえることは難しい。上記の通り、ここまで川崎Fでの出場は2試合しかなく、今後ピッチに立つ機会が増えたとしても、適応にどれほどの時間を要するか不透明だ。 川崎Fのニューヒーローが等々力競技場に戻ってくる日はいつになるのだろうか。チームは現在、DFに相次いで離脱者が出ており、そういった意味でもサポーターは際の起用を待っているはずだ。
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