琴桜、3大関撃破は許さず 埼玉栄高の後輩の王鵬を冷静押し出し「我慢して勝機を見いだし、集中して」
◆大相撲 ▽夏場所8日目(19日、東京・両国国技館) 大関・琴桜(佐渡ケ嶽)は2敗を守った。埼玉栄高の後輩で東前頭4枚目の王鵬(大嶽)との一番。霧島、豊昇龍と2大関を連破した相手とは突き合いになったが、冷静に押し出した。「我慢して勝機を見いだし、集中してできた。高校で一緒に稽古してきて、こうして上で闘えるのはいいこと」と振り返った。 前半戦を終え、トップを1差で追う。三役以上で5人の休場者が出ている中、看板力士が食らいついている。「しっかり踏ん張って、その日に自分のやれることをやっていく」と表情を引き締めて話した。八角理事長(元横綱・北勝海)は「慎重だった」と分析していた。
報知新聞社