その靴、もう買い替えどきです!靴の寿命と長持ちする「履き方」&「靴ひもの結び方」【靴のマイスターに聞く!#4】
毎日のように履いている靴ですが、「そういえば、“正しい履き方”ってちゃんと習ったことがないかも……?」という人も多いのではないでしょうか。靴を正しく履くことは、足の健康を守ることはもちろん、靴の寿命を延ばす=節約にもなる大切なポイントなんです! 【画像14枚】手軽でかつしっかり足を固定できる結び方「ダブルアイレット」のやり方を写真で!足が靴の中でずれるのを防ごう! 医療靴の本場・ドイツで「整形外科靴マイスター」の資格を取得し、義肢装具士・靴職人として活躍する中井要介さんに、靴の履き方・選び方を教わるシリーズ【靴のマイスターに聞く!】。第4回のテーマは、「長持ちする靴の履き方」&「買い替えどきの見分け方」です。
「寿命を延ばす履き方」のポイント5つ!買い替えどきは?
中井さんによれば、靴の履き方&メンテナンスにおいて、特に注意すべきことはこの5つなんだそう。 【靴の履き方&メンテナンスで注意したいこと】 1:靴ひもやマジックテープで「しっかり固定」 2:かかとは「絶対に踏まない」こと!ひもも毎回「結び直す」のが基本 3:「脱いですぐ下駄箱に入れない」で休ませる!3~4足を履きまわそう 4:湿気が大敵!「下駄箱には除湿剤を」 5:クリームを塗るのは必ず「汚れを落としてから」 それぞれについて詳しく見ていきつつ、「買い替えどきの見分け方」もあわせてご紹介します。
1:靴ひもやマジックテープで「しっかり固定」
「靴の役割は、足を適切な形に保持すること。 足は本来、側面から見ても、つま先側から見ても、ゆったりしたアーチ型になっています。しかし、ぶかぶかめな“足を甘やかす靴”や、ひもがしっかり締まっていない靴を履いていると、“扁平足”や“開張足”の原因になってしまうんです」 「靴はかかとの周りが硬い芯材で作られているので、ひも靴の場合、履いた状態でかかと部分をトントンと合わせたあと、先端の方からひもをしっかりと締めるようにしてください。マジックテープの場合も、足をかかとに合わせてから留めましょう。 ゆるんだまま履くと足が靴のなかで擦れやすく、靴の寿命を縮める原因にもなります。 パンプスやローファー、スリッポンなどの留め具がない靴の場合も、足をしっかりホールドできるように、必ず自分に合ったサイズのものを履くのが大切です」