大阪・あべのハルカスの店員2人「はしか」市が注意呼びかけ
大阪市は11日、あべのハルカス近鉄本店(大阪市阿倍野区)のバレンタインフェア会場に勤務していた女性店員2人が、はしかに感染していたことがわかり発表した。 写真で振り返る「あべのハルカス」周辺
同市によると、あべのハルカス近鉄本店のウイング館9階のバレンタインフェア会場に勤務していた20代の女性店員2人が発熱や発疹の症状を訴え、大阪健康安全基盤研究所での遺伝子検査の結果、10日にはしかに感染していることが分かった。 店員の1人は3日の午後12時半から同6時と5日午前9時半から午後8時半。もう1人は5日午前9時半から午後8時半、8日午前11時から午後7時半に勤務し、接客を行っていたという。 はしかは感染すると、約10日後に発熱やせき、鼻水といった風邪のような症状が現れ、2~3日熱が続いた後、39度以上の高熱と発疹が出るとされる。同市は店員が不特定多数の買い物客と接触した可能性があるとして広く情報提供を行うとともに「利用後3週間以内にはしかを疑う症状が現れた場合は事前に医療機関に連絡の上、すみやかに受診してください」と注意を呼びかけている。