大阪・ニュートラム新車両200系 レインボーに勢ぞろい
大阪・ニュートラム新車両 レインボー勢ぞろい 撮影:伊原薫 編集・ナレーター:柳曽文隆 THEPAGE大阪
大阪市交通局では、今年度からニュートラムに25年ぶりとなる新型車両200系を導入。この車両、編成ごとに7色のバリエーションがあるが、その全てが出揃ったことを記念したお披露目イベントが25日、同局の南港検車場で行われた。 【拡大写真付き】<知らんかった~>大阪弁のイントネーション意識した?地下鉄の接近報知音
レインボー撮影会に多数参加
「レインボー撮影会」と名付けられたこのイベントは、1348人の応募の中から抽選で選ばれた118人に加え、同局が企画した「色当てクイズ」の的中者7組が参加した。 この「色当てクイズ」とは、7色の200系のうち、クイズ開始時点で導入済だった2色を除く5色が、どの順番で導入されるかを当てるというもの。ちなみにその組み合わせは120通りとなる。こちらには291人の参加があったという。
「カラフルな車両で楽しい」
この日開催された午前の部では、スタッフによる説明のあと、まず的中者の方へ記念品を贈呈。そしていよいよ7色が並ぶ検修線へ案内された。 レインボーカラーの車両が見えてくると、参加者から歓声が。いつもニュートラムを利用しているという親子は「カラフルな車両で楽しい。息子はこの新型車両が来ないとふてくされるんです」と笑いながら記念撮影。 また、みごと順番を的中させたという石田さん一家は「家族4人で応募したが、当たったのは私(お母さん)だけ。応募したことも忘れていて、交通局から案内が届いた時は、一瞬なんのことか分からなかった。子供たちがとても楽しみにしていたので良かったです」と話していた。
全20編成を導入。現在活躍中の100A系を順次置き換える予定
撮影の後は、工場内を見学。モーターや台車など各部品が展示され、新型車両の床下見学やゴムタイヤのボルトを締める体験など、普通の地下鉄とは違うニュートラムならではの光景に、子供も大人も興味津々だ。200系の前面がモチーフにしたという、子供の笑顔があふれていた。 ニュートラムの新型車両・200系は、全20編成を導入。現在活躍中の100A系を順次置き換える予定だ。 (文/伊原薫/鉄道ライター) ■伊原薫(いはら・かおる)大阪府生まれ。京都大学大学院・都市交通政策技術者。(一社)交通環境整備ネットワーク会員。グッズ制作やイベント企画から物書き・監修などに取り組む。都市交通政策や鉄道と地域の活性化にも携わっている。好きなものは103系、キハ30、和田岬線、北千住駅の発車メロディ。