【シンガポール】美容医療のSBC、現地同業を買収
美容医療や医療コンサルティング事業を手がける米ナスダック上場の日系企業SBCメディカルグループ・ホールディングスは、シンガポールで美容治療クリニックを運営するエステティック・ヘルスケア・ホールディングスを完全買収する。買収額は明らかにしていない。アジアで事業を拡大し、世界市場での存在感を高めるのが狙いだ。 エステティック・ヘルスケアは、シンガポール国内に4ブランド、21店舗を持つ。SBCメディカルグループは今回の買収により、同グループの美容医療の専門性や経営ノウハウとエステティック・ヘルスケアの顧客基盤を合わせることで大きな相乗効果を生み出すことを目指す。シンガポールをアジア事業の中核と位置付ける。 SBCメディカルグループは買収を通じて事業を拡大する戦略を進めている。同グループのクリニック網は全224院で、日本国外では米カリフォルニア州やベトナムにも進出。米国とアジアを主要市場として事業を拡大したい考えだ。