【山口県高校総体】バド柳井商工が12連覇 男子とアベック優勝
全国大会8連覇へ勢い エース不在も圧倒的強さ
山口県高校総体(県高体連、山口新聞社など主催)は1日、下松市の下松スポーツ公園などで16競技があった。バドミントンは男女の団体戦があり、女子は柳井商工が12連覇を達成、男子も柳井商工が優勝した。 ソフトボール女子は3月の全国選抜で3位に入った高川学園が2―1で中村女子に延長八回タイブレークの末に勝利し、7連覇を達成した。ソフトテニスは男女の団体戦があり、男子は宇部工、女子は徳山商工が頂点に立った。柔道も男女の団体戦が行われ、男女ともに高川学園が制した。 バスケットボールは男女の準決勝があり、男子は宇部工と豊浦、女子は徳山商工と下松が2日の決勝に駒を進めた。 サッカー女子は1回戦2試合があり、高川学園と熊毛南が決勝進出を決めた。同男子は3回戦があり、ベスト8が決まった。 女子学校対抗は柳井商工が県総体12連覇を果たした。エースの3年、宮崎友花が国際大会出場で不在だったが、安定した試合展開で圧倒的な強さを見せた。インターハイ、高校選抜と全国大会を7連覇中で、記録更新に勢いを付ける大会となった。 第1シードで2回戦から登場し、準決勝まですべて3-0のストレート勝ち。決勝の相手は昨年と同じ桜ケ丘。主将の砂川温香は「誰もが柳井商工が勝つと思っていただろうが、プレッシャーはなかった。それを楽しさに変えた」と平常心で試合に臨んだという。勝利が近づくと選手たちの声も大きくなり、スピード感のあるラリーで相手に主導権を与えず、決勝もストレート勝ちを収めた。 試合後、砂川は「この試合で上に行けると意識して声も大きくなった。日本一になるためのプレーをしようと試合前に考えていた。予選が大事だと思うので勝てて良かった」と笑顔。全国大会8連覇に向けて「今のチームになって初めての全国大会なので初優勝を狙うつもりでいく。向かってこられる立場だが、自分たちが向かっていく気持ちで戦いたい」と抱負を語った。