生成AIグラビアをグラビアカメラマンが作るとどうなる?第21回:ComfyUI応用編。ControlNetでポーズ・構図を指定する (西川和久)
ControlNet / OpenPose
OpenPoseのWorkflowもTemplatesにあるのでそれを使用。後はCannyと基本的には同じ。簡単に使うことができる。
ControlNet / Depth
DepthのWorkflowは何故かTemplatesに無いため、上記を踏まえて自分でWorkflowを作ってみた。Nodeは何も無いところでダブルクリックすると検索パネルが出るので、depthと入れそれっぽいのを探す。Preprocessorに関しては色々あったものの、MiDaS-DepthMapPreprocessorを使った。これ以外は上2つと全く同じになる。 日頃、例えばAUTOMATIC1111だと、ControlNetの項目を開き、手法を選んで、画像を入れて生成…となるが、裏ではこんな感じで動いているのがお分かり頂けただろうか?LoRAなども含め、何がどのように繋がって動いているのかを(何となくでも)理解できるようになるもComfyUIの醍醐味だったりする。
今回締めのグラビア
扉とグラビアは前回同様、 CyberRealistic XL v1.1 を使用。(もう終わっているが)卒業式シーズンと言うこともあり、こんな感じにしてみた。 いつもとの違いは、どちらもControlNet / Depthで実写から深度情報を得て画像生成しているところ。 参考までに生成で使用したアプリは、Stable社純正の StableSwarmUI 。これもバックエンドにComfyUIを使っており、ユーザーフレンドリーなUIとComfyUIとを切り替えて使用できる。加えてPython(のGradio)ではなく、.NETを使っているので動きも速い。 掲載した画像2点、筆者XのアカウントでLoRAっ子と呼んでる顔LoRA一号の子が、ちょうど卒業で、「写真撮って!」と言われ、卒業式当日撮影したのがDepthの元画像になっている。 扉はそのものズバリだが(卒業証書の文字…は元々文字が苦手なStable Diffusion。お許しを)、グラビアは、レンタル衣装を返却してからの私服写真を元にした。どちらもその顔LoRAを使用。知ってる人が見ると本人と思うほど似てるかも!?(笑) さて、ComfyUIに関しては一旦これで終わりとして、次回からはまた新ネタを追ってみたい。現時点では未定。4月に何が発表されるか楽しみだ!
西川和久@TechnoEdge
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