「言葉の使い方、タイミングは不適切な面があった」江津邑智消防「パワハラ」当事者の消防長が会見(島根)
山陰中央テレビ
「パワハラ」問題の続報です。 江津邑智消防組合トップ・消防長の発言が「パワハラ」と認定された問題で、消防組合が、6日、記者会見を開いて謝罪するとともに、当事者の消防長自らパワハラ認定に対する今の思いを語りました。 江津邑智消防組合管理者・中村中江津市長: 「地域住民の信用を著しく失墜させてしまったことについて、ここに深くお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした」 消防組合の管理者である江津市の中村市長の謝罪で始まった記者会見。 中央には、消防本部のトップで「パワハラ」問題の当事者である上岡一樹消防長の姿がありました。 「パワハラ」を認定した、消防組合と江津市で作る公平委員会によりますと、上岡消防長は、裁判員に選ばれた男性職員に対し、「なぜ大切な時期に裁判に出るんだ。 自分の職責と立場を理解しているのか」と叱責、また、消防技術大会から帰りの公用車の中でうとうとしていた職員に対し、「今後、大会に出場させない」と発言するなど、2022年12月から2023年6月までの間に、7人の職員に対し3件のパワハラを行ったとしています。 会見で上岡消防長は「パワハラ」のつもりはなかったとしたうえで、今の思いを自ら語りました。 江津邑智消防本部・上岡消防長: 「十分に気を付けて考えながら消防の目的達成のために伝えたつもりでしたが、認定を受けて、言葉の使い方であったり、タイミングであったりは不適切な面があったかなとは考えています」 消防組合では今後、第三者委員会による聞き取り調査を全消防職員120人を対象に行って組織全体の実態把握を把握するとともに、「パワハラ」防止計画の策定と第三者による相談窓口の設置を行い、再発防止に努めるとしています。
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