『すしん』で話題 芸人・たなかひかるの絵本『そそそそ』「頭は良くならない絵本」を作り続ける理由
お笑い芸人・ギャグ漫画家としても活動する絵本作家・たなかひかる最新作『そそそそ』がポプラ社より2月7日に刊行される。 【写真】木にしがみつくコアラの親子、倒れそうになると……? 日本絵本賞を受賞した『ぱんつさん』、第15回MOE絵本屋さん大賞2022 第5位受賞『ねこいる!』、第14回リブロ絵本大賞受賞『すしん』など、誰も想像できない、シュールで独特な世界観が魅力の「頭は良くならない絵本シリーズ」。 子どもも大人も楽しめる絵本を手掛けてきた、たなかひかるの最新作『そそそそ』も注目の作品だ。 ■たなかひかるコメント 「この絵本で励まされたり、勇気をもらったりはしません。勉強にもなりません。全くもって意味のない絵本です。この絵本を読んでいる間は、登場する動物たちの行動に少なからず動機や意味が見えます。 しかし読み終え本を閉じたとき『なんて無意味な絵本だったのだ』と思うでしょう。意味が消えるのです。 きっと遠く離れた宇宙から僕たち人間を見たら、同じような感覚になるでしょう。それが味わえるのです。 なのでこれは、絵本ではなく宇宙船です。1500円ほどで所有できます。かなりお得です。」
リアルサウンド ブック編集部