「まあぼちぼち。頑張ってます」同点打に先制打×2…ソフトバンク、西武スイープの〝陰のヒーロー〟が強調する「助け合い」
◆西武1―4ソフトバンク(14日、ベルーナドーム) お立ち台にこそ立たなかったが、間違いなくカード3連勝の〝陰のヒーロー〟だ。ソフトバンクの柳田悠岐外野手(35)がこの日も先制打で勝利に貢献した。 ■「えーっ!ラブラブですやん」柳田が夫人と2ショット【写真】 鮮やかな一打だった。お互い無得点で迎えた3回2死三塁、西武先発高橋の内角に食い込んでくるカットボールを引っ張った。「まあぼちぼち。頑張ってます」。3試合連続打点ということもあり、謙虚な言葉と裏腹にその表情は明るかった。 3試合連続でチームの勝利に直結する打撃を見せた。12日の初戦は8回に左中間を破る同点適時二塁打を放ち、13日は初回に左翼線への先制適時二塁打を放っていた。今季4度の決勝打を放つなど、好調のチームの中でもひときわの存在感を見せている柳田。「しっかりと仕事ができたかなって思います。そこはチームに貢献できたかなって思います。良かった」とうなずいた。 今井、隅田、高橋と好投手相手だっただけに、戦前は苦戦も予想されたが、ふたを開ければ3連勝となった。柳田だけではなく、好投を見せた先発陣や2本の満塁本塁打を放った山川などチーム全体の活躍があったからと柳田は強調する。「めちゃくちゃいい投手ばっかりなんで。その中で、こんなふうに勝てた。投手がきっちり抑えてくれたというのもあって勝てた。すごい良かったと思います」。その上で「助け合いながら頑張っていけたらなって思います」と加える。 シーズンは始まったばかり。いつかは好不調の波や疲れも出てくるだけに、超強力打線であっても助け合いは必要。どんな時でも活躍できるようベテランらしく先を見据えていた。(鬼塚淳乃介)