【堀内恒夫コラム】広島と首位争いを演じる巨人に告ぐ! もっと広島のコスパと育成力を見習え!
矢野をはじめ若手の成長が広島の強さの源となっている
【堀内恒夫の悪太郎の一刀両断!】 今季は昨季リーグ優勝と日本一に輝いた阪神に代わり、広島と巨人の“乱セ2強”が、ペナントレースの首位戦線を熱く燃え上がらせている。 その中でも、広島首位の原動力となっているのが、今季はリーグ1位の防御率2.24を誇る投手陣である(記録はすべて9月1日現在)。 今季もエース・森下暢仁と、抑えを務める栗林良吏の二枚看板が獅子奮迅の大活躍を見せている。この盤石な“投手王国”なくして、広島の首位進出は実現しなかっただろう。 昨季までは「貧打線」と言われた攻撃力にも、今季は大きな進化が見られる。今季前半戦はケガに泣かされて規定打席には到達していないが、プロ3年目を迎えた“未完の長距離砲”末包昇大が着実に力をつけている。さらに捕手と一塁手を兼ねている坂倉将吾も、スケールの大きな打撃を披露するようになった。末包と坂倉が、クリーンアップを組むことによって、カープ打線は大きく攻撃力を増した。 持ち前の“投手王国”とパワーアップした攻撃陣が相乗効果となり・・・
本文:1,467文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。
週刊ベースボール