元MLB通算3000奪三振超えの大投手が大谷翔平と“神様”ルースの比較に難色 「比較は嫌いだね」と断じた理由は?
オフも話題に事欠かない二刀流スターに、米球界のレジェンドも賛辞を惜しまない。 今オフにエンゼルスからフリーエージェント(FA)となった大谷翔平は、熾烈を極めた争奪戦の末にドジャースへ移籍。10年総額7億ドル(約1015億円)というプロスポーツ史上最高額の超巨額契約を締結した。 名実ともにスポーツ界で最高のアスリートとなった29歳の日本人は、“野球の本場”であるアメリカ国内でも垂涎の的だ。米ポッドキャスト番組『Connect The Dots』に出演した元ヤンキースのC.C.サバシア氏は「ショウヘイ・オオタニは史上最高の野球選手だ。これに関しては議論の余地なんかない」と断言している。 もっとも、サバシア氏は以前から大谷に惚れ込んできた。球界屈指の剛腕として2000年代に活躍し、MLBキャリア19年間で通算251勝、3093奪三振した名投手は、当然ながらメジャーリーグで戦う難しさも熟知している。ゆえに二刀流という異次元の挑戦を続ける日本のスターを「地球上で最高なんだ」と褒めちぎってきた。 今回のポッドキャスト番組内でサバシア氏は、「二刀流」という共通点がある往年の大打者ベーブ・ルースと大谷の比較論にも「ルースと比べるのは嫌いだ」とキッパリ。「彼のいた時代、真に才能ある選手たちのリーグは別にあったんだ」と訴えている。 「今の選手たちは俺たちのいた時代を含めた他のどの時期よりも選手が優れている時期にプレーしている。彼らはよりタフに投げ、よりタフに打っている。そして、そのなかでオオタニは誰よりも最高なんだ。だからこそ、俺はルースとの比較は好きじゃないんだ」 百戦錬磨の名投手をして「彼がやっていることをできる選手が、この先に現れるとは思えない」と言わしめる大谷。やはり10年7億ドルのメガマネーを生み出した二刀流は半端じゃない。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]