【中日】唯一勝ち越しの広島に完封勝利でリーグ戦再開白星発進 立浪監督「あのワンプレーが大きかった」
◆JERAセ・リーグ 中日1―0広島(21日・バンテリンドーム) 中日が投手戦を制して今季12度目の完封勝利を収め、リーグ戦再開を白星でスタートした。 先発・高橋宏斗投手は、7回4安打無失点、7奪三振で今季4勝目。6回まで三塁を踏ませない好投だったが、7回、先頭からの連打と犠打で1死二、三塁と初めてピンチを背負った。しかし代打・松山をこの日最速の153キロ直球で遊ゴロに打ち取り、前進守備の遊撃・村松の好送球で三塁走者が本塁タッチアウト。さらに2死二、三塁も菊池を空振り三振に仕留め、失点を防いだ。同点になれば相手に流れを渡す可能性もあっただけに、立浪監督は「村松が非常にいいプレーをしてくれた。あのワンプレーは大きかった」と称賛した。 打線は、カリステが3回先頭で6号の先制ソロを放ち、これが決勝弾となった。三塁まで何度も走者を進めながらもこの1点に終わっただけに、指揮官は「あと1点取れれば、もう少し展開は楽になったかもしれない」と本音を漏らしたが、「勝つことは大きい。明日もいい投手(大瀬良)だけど、点が取れるようにやっていきたい」と前を向いた。
報知新聞社