『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』が発売された日。石版を巡る、シリーズ随一の長編【今日は何の日?】
※本記事は、2023年8月26日にアップした記事を再編集したものです。 種泥棒といじられ続けるキーファは愛されキャラ? 【記事の画像(4枚)を見る】 いまから24年前の2000年(平成12年)8月26日は、プレイステーション用ソフト『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』が発売された日。 本作は、1995年発売の『ドラゴンクエストVI 幻の大地』から5年ぶりに発売されたシリーズ本編作品。 プレイステーションで開発された『ドラゴンクエストVII』はナンバリングタイトルで初の3Dポリゴンに。ストーリー中にはムービーが挿入されるなど、リッチな作りが特徴となっていました。敵のアニメーションも豊富になり、迫力がありました。 城や町は3Dになったもののキャラクターのグラフィックは2Dのままだったので『ドラゴンクエスト』らしさは健在。いままでのシリーズと同じ雰囲気で遊ぶことができました。CD-ROMならではの読み込み時間はあるものの、ロードが早く、あまり気にならないのも、従来の『ドラゴンクエスト』のプレイ感そのままでよかったです。 『ドラゴンクエストVII』は“石版”によって世界を広げることができるのが特徴でした。最初はひとつの島だけが舞台ですが、石版を集めることで見知らぬ土地に移動できるようになる仕組み。 また、ストーリーを進めると“移民の町”が登場。世界各地にいる移民希望者に話しかけることで住民を増やすことができ、小規模だった町が発展して賑やかになっていくところが楽しかったです。 ストーリーはエスタード島の漁村であるフィッシュベルに住む主人公と、グランエスタード王子のキーファが、島にある神殿の謎を明かそうとするところから始まります。 フィッシュベル村のいちばんの有力者である網元の娘であるマリベルを加えた3人は、神殿の謎を解いて台座にあった石版を完成させるのですが、そのつぎには魔物の徘徊する見知らぬ世界へ飛ばされてしまう……という導入。 その後、彼らは過去と現在を行き来しながら、世界になぜ島がたったひとつしかなかったのか、その謎を解き明かしていくことになります。 『ドラゴンクエストVII』でいちばん話題になるのが仲間のキーファ。なお、ここから先の内容はネタバレになるので未プレイの人は注意してください。 過去の世界でユバール族の旅に同行する主人公一行。キーファは、ある理由から過去の世界に留まることになり、パーティを離脱することになります。何の前触れもなかったため、驚いたユーザーは多数。ステータスを上昇させる貴重品である種や木の実を彼に使ってしまった人も多かったのか、ユーザーからは“種泥棒”と呼ばれてしまうことに……(苦笑)。 いろいろネタにされているキーファですが、ちゃんとゲームを最後までプレイすると彼からのサプライズに泣かされます。もしもプレイしたことがないというのであれば、ぜひ遊んでみてほしいですね。いまなら遊びやすいスマートフォン版がオススメです!