【世界一美しい広場の時計塔がモチーフ】独立時計師のデビュー作が30年以上の時を経て復刻
“20世紀最後のキャビノチェ”と称される独立時計師アントワーヌ・プレジウソ。近年は、子息であるフローリアンとともに、革新的かつ芸術的なハイエンドウオッチの製作に力を注いでおり、世界中の愛好家たちを魅了している。 ただ一方で、その複雑さゆえに高額で製造数も年間数本と非常に少なく、現在ではごく一部の限られたユーザーしか彼らの作品を楽しむことができなくなっていることも事実だ。 【画像】瓜二つ!? 30年以上前に製作されたオリジナルモデルをチェック
そんななか登場した“シエナ”は、“世界一美しい広場”といわれるイタリアのカンポ広場に建つマンジャの時計塔からインスピレーションを得て製作した氏のデビュー作の復刻版だ。 34.5mm径のユニセックスのケースサイズは、実に30年以上前に製作されたオリジナルに同じ。複雑機構のないシンプルな2針モデルだが、繊細で美しい時分針を備えた優美な文字盤やラグのない真円のケースなど、プレジウソの高い美意識を感じさせるデザインとなっており、いまや高値の花となっているプレジウソの作品を身近に楽しむことができる1本になっている。価格はブレス仕様が104万5000円。レザーベルト仕様が94万6000円。 【問い合わせ先】一新時計 TEL.03-6631-0087
文◎堀内大輔(編集部)/写真◎水橋崇行