広瀬すず「ゆきてかへらぬ」に田中俊介、トータス松本、瀧内公美、草刈民代、柄本佑らが参加
広瀬すずが主演を務め、木戸大聖、岡田将生と共演する映画「ゆきてかへらぬ」の追加キャストが発表され、田中俊介、トータス松本、瀧内公美、草刈民代、カトウシンスケ、藤間爽子、柄本佑が参加していることがわかった。 本作は大正時代を舞台に、実在した男女3人の壮絶な愛と青春を描いた作品。「探偵物語」や「ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ」の根岸吉太郎監督が16年ぶりにメガホンをとり、「ツィゴイネルワイゼン」や「セーラー服と機関銃」の田中陽造が脚本を担当し、広瀬が実在した女優の長谷川泰子役を演じている。また、木戸は“不世出の天才詩人”中原中也、岡田は“日本を代表する文芸評論家”小林秀雄に扮している。 田中は、中原中也の数少ない友人のひとりで詩人・画家としても活躍した富永太郎役。「ウルフルズ」のボーカリストとして知られるトータス松本は、長谷川泰子の辛い過去を知る謎の男・鷹野叔役に扮し、泰子の母・長谷川イシ役を瀧内、泰子が出入りする撮影所のスター女優役を草刈、小林秀雄の友人で大学に勤める辰野教授役をカトウ、のちに中也の妻となる女性・中原孝子役を藤間、泰子が東京で出会う勤め人役を、映像作品「近代能楽集ノ内『葵上』」以来の待望の根岸組への参加を果たした柄本が演じている。 根岸監督は、本作のキャスティングについて、以下のようにコメントしている。 「『ゆきてかへらぬ』は中原中也、長谷川泰子、小林秀雄の三人の静かに燃えるトライアングルの世界です。その三角形に手を浸すことも足を踏み入れることも、共演者としては冷静な勇気がいるでしょう。今回共演してくれた皆さんは、卓越な演技と近づいてはいけない距離感を見事に測りながら映画を支えてくれました。そしてその場にそれぞれの強い個性をしっかり残してくれたことに驚き感謝しています」 「ゆきてかへらぬ」は、2025年2月21日からTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。