ゼニス「デファイ エクストリーム ミラー」

スイスが誇る名門時計ブランド【ゼニス（ZENITH）】から最新モデルが登場。ケースとブレスレットに完璧な鏡面仕上げとした「デファイ エクストリーム ミラー」が発売となり、価格は333万3000円（税込）。

独自のミラーリングカモフラージュ技法を採用

ゼニス「デファイ エクストリーム ミラー」

「デファイ エクストリーム ミラー」は、ブランドの新しいウオッチメイキングの概念を象徴するクロノグラフだ。自然と現代の調和が開発コンセプトのひとつとなっており、ステンレススチール製で角張ったステンレススチール製ケースと一体型ブレスレットに鏡面仕上げを施し、本機特有のメタリックな光沢感を生み出している。まるで時計全体が鏡になったような印象を受けるが、これはゼニス独自のミラーリングカモフラージュ技法によるもので、空や木々の風景、街の景観、そして人々を完璧な鏡面仕上げの外装に映し出すことを可能としている。室内、室外を問わず、「デファイ エクストリーム ミラー」の周囲にあるものは、すべてデザインの一部として表現されるというわけだ。

文字盤もメタリックな鏡面仕上げ

ゼニス「デファイ エクストリーム ミラー」

この特徴的な仕上げはケースとブレスレットだけでなく、多層構造のオープンな文字盤にあしらわれたサファイアクリスタルにも、半透明ながら周囲を映し出すメタリックな鏡面仕上げが施されている。この文字盤デザインも秀逸で、中央に時針と分針、9時位置にスモールセコンド、3時位置に30分カウンター、6時位置に60秒カウンター、12時位置にクロノグラフ パワーリザーブ表示と多くの情報を有しながらも、巧みなレイアウトによってすっきりとした表情を実現した。さらに、1/100秒計測のクロノグラフスケールはサテンブラッシュド仕上げとすることで、メタリックかつ有機的な質感は維持しながらも文字盤の視認性を向上。もちろん、針とアワーマーカーにはスーパールミノバ SLN C1が塗布されている。

最高峰のムーブメント、エル・プリメロ 21

搭載ムーブメント、エル・プリメロ 21

「デファイ エクストリーム ミラー」を駆動させるのは、ゼニスの技術力の象徴ともいえる世界高速の高振動自動巻きムーブメント、エル・プリメロ 21。計時用の5Hz振動、1/100秒計測のクロノグラフ機能用の50Hz振動という2つの調速機構と脱進機を備えた最高水準のムーブメントとなる。オープンな文字盤とサファイアクリスタル製ケースバックのどちらからも、このエル・プリメロ 21の姿を眺めることは可能。細部まで洗練された仕上げも素晴らしく、ケース＆ブレスレットと文字盤のカラーリングとの調和を図るため、シルバーグレーのメタリック調に仕上げられた星型の巻き上げローターにはぜひ注目してほしい。