ハザードマップは見るだけではなく足を運ぶ「水害は準備ができる災害」 1時間に50ミリの雨は“バケツをひっくり返したような雨”【大雨警戒】
梅雨の時期から夏にかけての本格的な台風や雨のシーズンには、線状降水帯の発生などにより、記録的な大雨となる可能性があります。もしものためにできる水害対策をご紹介します。 【写真を見る】ハザードマップは見るだけではなく足を運ぶ「水害は準備ができる災害」 1時間に50ミリの雨は“バケツをひっくり返したような雨”【大雨警戒】 ■ハザードマップは「実際に足を運んで確認を」 対策をするにあたって参考になるのが、国交省のハザードマップポータルサイトから確認できる「重ねるハザードマップ」。洪水・土砂災害・津波などの情報をひとつの地図の上に重ねてリスクを見ることができるというものです。 防災アドバイザーの岡本裕紀子さんは、「ハザードマップは見るだけではなく、足を運んでみてほしい」としています。通勤や通学で通る道や家の周囲に足を運んでみてください。 また、自転車で通ることで、より道の勾配を足で感じるため、水の流れをイメージできるということです。 岡本さんは、「水害は準備ができる災害」「色々な情報を集めて対策をしてほしい」としています。 ■大雨の備えは早めに 非常用グッズや家の周囲をチェック また、大雨の備えは「早めに」が重要です。雨が降る前に非常用グッズや家の周囲を確認しましょう。 ▼非常用グッズの確認 電池が切れていたり、不足していたりする場合があるかもしれません。早めに確認してください。 ▼浸水に備えて土のうなどを用意 雨で浸水する可能性も考えられますので、土のうなどを用意しておくとよさそうです。土のうを用意できない場合もありますので、「水のう」の作り方を検索してみても良いかもしれません。 ▼側溝や雨どいを掃除 側溝や雨どいに土砂やゴミが溜まっていると水が流れにくくなってしまいます。早めに掃除もお願いします。 ■1時間に50ミリの雨ってどのくらい? 気象予報士の「1時間に〇〇ミリの雨が降るおそれ」といった解説を目にすることも多いかと思いますが、「1時間に50ミリの雨」というのは一体どのような降り方なのでしょうか。 1時間に50ミリの雨 どのくらい?(気象庁提供) ・バケツをひっくり返したような雨 ・寝ている人の半数が雨に気が付く ・道路が川のようになる
車を運転していても視界が悪くなり、見通しが悪くなるため非常に危険です。大雨が予想される場合は車の運転を控えることも検討してみてください。 ■自治体からの情報を確認し「レベル4」のうちに避難を 雨が降っている場合、自治体から出される避難情報も必ず確認しましょう。 レベル4「避難指示」は、対象となった住民全員が避難しなければいけません。レベル4のうちに避難することが重要で、絶対にレベル5「緊急安全確保」を待たずに、早めの避難をお願いします。
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