学校と家庭つなぐ架け橋に 主任児童委員が定期的に校内駐在 福島県会津若松市の若松一中
福島県会津若松市の若松一中では、地元の主任児童委員が定期的に校内に駐在し、学校と家庭をつなぐ架け橋となっている。 活動する主任児童委員はシニア世代の女性6人。学区内の城北、町北、行仁の3地区で委嘱されている。隔週水曜、校内の図書室を訪ね昼休み中の生徒に優しく声をかける。希望があれば、保護者からの相談にも応じている。 取り組みは2022(令和4)年夏に始まった。主任児童委員の一人が、家庭の都合で不登校となっていた生徒をサポートしたのがきっかけ。学校と福祉関係者による支援の「ケース会議」に諮り、一体となって改善に導いた。これを契機として学校側が主任児童委員に協力を要請し、継続的な体制づくりに発展させた。 高橋伸明校長は「学校だけで家庭の相談やサポートに対応しきれない場合がある。地域と連携して、子どもを見守っていきたい」と話した。 (会津版)