「中尺パター入門」は中古から 長さ、ロフト、重さ…選び方の基準とは
38インチで検索すると、ピン「DS 72 アームロック」(2022年)を3万円弱で発見。39インチだとオデッセイ「Ai-ONEクルーザー アームロック #7 DB」が3万円強であった。40インチのテーラーメイド 「TP コレクション ハイドロブラスト DELMONTE アームロック」(2022年)は2万5000円弱。中古の中尺パターはやはりゴルファーが自らカスタマイズしたものばかりで、アームロック用のものが圧倒的に多かった。
自分で作るのもひとつの手
筆者も通常のパターを3本、37インチに改造したクチだ。ヘッドは大きく、重めのモデルを選びたい。テーラーメイドの初代スパイダーや、スパイダーツアーなどが素材としておもしろい。もしくはタンスに眠っている、“惜しいパター”を改造するといいだろう。
シャフトはグリップ内で2本つなぎ合わせることもできるが、安定感を欠くことがあるのでリシャフトがオススメ。ただし、通常よりも長いグリップは高価で、取扱店舗が少ない。シャフト交換とグリップ代で、かなりの金額となってしまうので覚悟しよう。 昨今のPGAツアーでは、慣性モーメントが大きいネオマレット、そしてさらにオートマチックに打てる中尺パターの使用者がまた増えてきた印象がある。いきなり人気モデルに飛びつくのも悪くないが、中古ショップでコスパの良い中尺を試してみるのはいかがだろう。(文・田島基晴)