庄田さん(嶺南小6)が全日本年賀状大賞コンクールで最高賞受賞(千葉県)
日本郵便主催の「第21回全日本年賀状大賞コンクール」版画部門の小学4~6年生の部で、嶺南小6年の庄田夏菜さんが最高賞に当たる「年賀状大賞」に輝いた。「満足の作品で受賞でき、うれしい」と喜びを語った。 手づくりの年賀状の作成を通じて、「手書きの良さ」や「手づくりの良さ」に親しむことなどを目的に毎年開催されている。▽版画▽絵手紙▽ことば――の3部門に、全国から7万1377作品、版画部門には6263作品の応募があった。 庄田さんは絵を描くことが好きで、毎日のように静物画やキャラクターの絵など、さまざまに描いて楽しんでいる。 同コンクールの版画部門には、5歳から通う館山市内の絵画教室で毎年出品しており、今回で7回目。初の受賞となった。
約1カ月をかけて制作したという受賞作は、「元気な竜が飛び出してくるような感じをイメージした」と、干支(えと)の竜をはがきいっぱいに表現。原色の赤、青、黄の版画インクを版にのせて刷るのを繰り返し、変化していく色をイメージに近づけ、最後に刷った版画が納得の1枚となった。 作品応募には、年賀状として渡したい相手と伝えたいメッセージを添えることになっており、「いつもご飯を持ってきてくれるおばあちゃんにありがとう」と思いも込めた。 賞を意識せず制作に取り組んだ庄田さんは、「大賞と聞いて驚いた。彫る部分がたくさんあって大変だったけど、満足の作品ができた。さらに賞をもらえてうれしい」と笑顔で話していた。