グッドデザイン賞に春日部市新庁舎 広場などの公共空間、浸水リスク低減へ2階以上の執務室などが評価 庁舎の顔と市民の活動を重ね…にぎわい創出へ
埼玉県の春日部市は、1月4日に開庁した新庁舎の広場などの公共空間が、日本デザイン振興会主催の「2024年度グッドデザイン賞」を受賞したと発表した。 オープン!春日部市「新庁舎」開庁、本格的に始動 記念すべき日、盛り上げて行政サービス開始
敷地内には交流スペースの「ひだまりホール」と2階の「かすかべっ子ルーム」、飲食店「カフェブルーミーズ春日部」、イベントなどが行われる「まちなかひろば」で構成する「まちのコモンスペース」がある。「庁舎の顔となる広場に市民の活動を重ねることで、街と庁舎と市民が一体となった独自風景を形成している」点のほか、本庁舎の執務室を2階以上にして浸水リスクの低減を図ったことも評価された。 本庁舎は地下1階、地上6階建て。エントランスへ続く北西側にコモンスペースを整備し、庁舎自体は目立たないよう落ち着いた色になっている。受賞を受け、担当の市管財課は「市民の皆さんに使ってもらうエリアが評価されたことはうれしい。今後もイベントなどでにぎわいを創出していきたい」と話した。