四季報「新春号」で分析 ! 連続増配年数ランキングTOP50
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2023年に3万円台を回復した日経平均株価はその後も堅調だ。2024年初には新NISA(少額投資非課税制度)も始動し、個人投資家の流入が活発化するだろう。 『週刊東洋経済』12月16日号 の第1特集は「株の道場 新NISA時代に勝てる株」。本特集では、12月18日発売の 『会社四季報』2024年1集(新春号) のエッセンスを完全に先取りした。本記事では、その中から連続増配年数のランキング記事を紹介する。連続増配株を長期保有すると、簿価で考えれば、配当利回りは購入時点と比べてじわじわと上昇していく。長らく増配を続けている企業はそう簡単に増配をやめることはないため、長期保有株として狙い目だ。中でも、増配を続けていながらもPBR(株価純資産倍率)が低く、かつ配当利回りの高い銘柄はお買い得銘柄といえる。 来期(2025年12月期)も増配となれば35年連続となる花王(4452)の今期決算は、逆風にさらされた。構造改革費用の計上により1株益は前期の183.3円から今期は88.2円に急減。ところが、配当は前期比で2円増の150円を計画している。1株配当が1株益を上回る「タコ配」を行ってでも、経営陣は連続増配を重視しているわけだ。 ちなみに、花王のライバルである日用品世界最大手のプロクター&ギャンブル(PG)は、前期(2023年6月期)まで67年も連続で増配している。上には上がいるのである。 (東洋経済 記者)
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山田 俊浩