Bリーグ・島田チェアマン「状況を見守るしかない」新アリーナ“建設ストップ”の三遠&秋田について言及
11月12日、Bリーグの島田慎二チェアマンがメディアブリーフィングに出席。新ホームアリーナ建設への動きに赤信号が灯った三遠ネオフェニックスと秋田ノーザンハピネッツについてコメントした。 2026年秋から始まる新B1「B.LEAGUE PREMIER(Bプレミア)」を目指してきた三遠は、売上高12億円、入場者数4000人、2027年10月開業予定の新アリーナをホームアリーナとすることで、Bプレミア参入条件をクリア。10月17日にBプレミア初年度から参戦するためのライセンスを交付された。 しかし、11月10日に投開票された愛知県豊橋市の市長選で、新アリーナの建設に反対する新人が現職を破り当選。三遠は「今回の結果を重く受け止めております」と12日付で声明を出し、「アリーナ建設の必要性についてご理解いただけるよう努力して参ります」と、クラブとしての姿勢を示した。 Bリーグの島田慎二チェアマンは、「民意を反映しての当選。重く受け止めるべきだろうなと思います」としつつ、「仮にアリーナ建設が破談になるようなことがあれば、当然のことながらBプレミアライセンスは取り消しとなります。ただ、実際にどれくらいのタイミングで(豊橋市議会が)決断されるのかわかっていないので。状況を見守るしかないなと思います」と、慎重な姿勢で受け止めた。 また、新アリーナを巡っては、今年12月に予定されている4次審査でのBプレミアライセンス取得を目指している秋田ノーザンハピネッツも、アリーナ建設の入札が中止となったことが11月1日に発表された。 島田チェアマンは、クラブと秋田県が一体となって打開策を模索している現状に触れ、リーグとしてもサポートしてきたことを明かしたが、「ここまで全クラブ同じルールで進んできているので、ここで違うルールを採用するのは考えていない」と、アリーナ要件に関して“特例”の救済措置を出すことは否定。三遠の件と同様に、今は状況を見守る姿勢を強調した。
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