台湾南部花蓮市でM7.4の地震 与那国島で30センチの津波
花蓮市、台湾、4月3日 (AP) ― 強力な地震が4月3日早朝、台湾全土を揺るがし、南部の都市では複数のビルが傾き、沖縄地方に津波警報が出された。 震源地は台湾南部花蓮県の花蓮市の南南西約18キロで、震源の深さは34.8キロ、地震の規模を示すマグニチュードは米地質研究所によると7.4と推定される。 震源地の花蓮市では、ビルの1階部分が潰れ、建物が45度の角度で傾くなど、地震の大きさを物語っている。 首都台北では、古い建物の多くや、新築ビルでも壁面のタイルが剥がれ落ちた。 この地震の影響で、台湾全土で列車の運行が一時見合わされ、台北市内でも地下鉄が運転を見合わせた。 しかし、首都は短時間で平常に戻り、通学する子どもらの姿が見られ、朝の通勤も平常通りとなった。 気象庁によると、地震発生から約15分後、与那国島の海岸で30センチの津波が観測された。宮古島と八重山諸島の海岸でも第1波の到達が確認された。 (日本語翻訳・編集 アフロ)