山本由伸が6回無失点で2勝目 敵地では無双状態2戦2勝11回連続無失点で防御率0・00「徐々に慣れてきている」
◆米大リーグ ナショナルズ1―2ドジャース(25日・米ワシントンDC=ナショナルズパーク) 【動画】あわや顔面直撃!?山本由伸のスーパープレー! ドジャース・山本由伸投手(25)が25日(日本時間26日)、敵地・ナショナルズ戦に先発し、大谷翔平投手(29)は「2番・指名打者」でスタメン出場。山本は6回97球を投げて4安打無失点、7奪三振で三塁すら踏ませない好投を見せ2勝目(1敗)をつかんだ。大谷は2三振を喫するなど4打数無安打で9試合連続安打、22試合連続出塁がストップした。 山本は圧巻の投球を見せた。2回まではイングをまたいで3者連続三振を奪うなど無安打無失点投球。3、4回は2イニング連続で二塁打を浴びたが後続を打ち取って走者を進めることすらなかった。5回は先頭のロサリオの強烈なライナーが顔面付近に飛ぶヒヤリとした場面もあったが、スーパーキャッチ。6回は2死一、二塁のピンチを迎えたが、最後はルイーズを遊ゴロに打ち取った。ドジャース打線が2回に1点を先制も、3回からは4イニング連続併殺を喫するなどもどかしい流れだったが、山本が粘りの投球で2勝目をつかんだ。 ここまで6試合に登板して2勝1敗で防御率3・54。韓国・ソウルでの開幕パドレス戦で1回5失点とまさかのデビューになったが、その後は安定した投球を見せている。特に2勝を挙げたのはいずれもビジター(敵地)。6日(同7日)のシカゴでのカブス戦に続き、この日もワシントンDCでのナショナルズ戦だった。韓国・ソウルでの試合を除くと本拠地以外の敵地では2登板で11イニング連続無失点中で防御率は0・00。初めて訪れる球場がほとんどで、環境が異なる中でも、力をしっかり発揮している。 日本以上の長距離遠征などもあるなかで適応している由伸は「この生活というか、野球も多少違いはあるので、そういった部分も徐々に慣れてきているなと徐々に感じる部分もあるし、意外と気にしていなかったつもりが多少意識していたのかなとか、そういった所もあります。サポートがすごくたくさんドジャースがしてくれているのですごく助かっています」とチームに感謝していた。
報知新聞社