中国タオバオ、再使用型ロケットで国際配送計画 新興企業と協力
[深セン(中国) 31日 ロイター] - 中国の新興ロケットメーカー箭元科技(スペース・エポック)は電子商取引(EC)サイトの淘宝網(タオバオ)と協力し、世界各地に1時間以内に届くエクスプレス配達用の再使用可能なロケットの製造に取り組んでいると発表した。 3月30日に微信(ウィーチャット)の公式アカウントに投稿した。計画は試験段階で、120立方メートルのコンテナで最大10トンの貨物を運べるロケットの開発を目指していると説明した。 箭元は昨年点火と洋上回収試験を完了した「Yuanxing-1」ロケットの使用を検討している。近い将来にロケットによる配送試験を実施する予定だが、目標達成は短期的には容易ではないと指摘した。 同社は昨年11月、3回目の資金調達ラウンドで2億元(2770万ドル)を確保した。