国内未流通 レアなマツダSUV 販売スタート 広島の並行輸入会社 北米向けのCX―50
日本では流通していない並行輸入車を販売するカーエース広島(広島市西区)は、マツダの北米向けスポーツタイプ多目的車(SUV)CX―50の販売を始めた。国内法規への対応や円安が重くのしかかり、価格は1千万円に迫るが、既に商談が始まっている。 【写真】北米向けSUVの運転席と後部 比治山店(南区)に1台を展示している。左ハンドルで、前照灯の照射範囲が国産車と違うため、3カ月ほどかけて調整した。排ガスや音量のチェックなども済ませ、日本の公道を走れる。 CX―50はマツダが米アラバマ州の工場で造る。アウトドア志向の人に人気がある。価格は通関手数料などを含め998万円。3月中旬に展示を始め、交流サイト(SNS)で発信すると「買いたい」など10件の問い合わせがあった。 浜中正行社長は「高額と感じるだろうが、うちの利幅は薄い」と苦笑しつつ、「良い車なので、今年中に5台は売りたい」と意気込む。
中国新聞社