KADOKAWA、N高・S高・N中の個人情報流出「可能性が高い」と公表して謝罪
エンタメ・出版大手KADOKAWAが7月3日、傘下の学校法人角川ドワンゴ学園が運営するN中等部、N高等学校、S高等学校に関する個人情報の流出について「可能性が高い」として公表、謝罪した。 【全画像をみる】KADOKAWA、N高・S高・N中の個人情報流出「可能性が高い」と公表して謝罪 KADOKAWAは前日の7月2日、N高・S高の在校生と保護者向けに注意喚起のメールを配信しており、その時点では「公式の発表をお待ちいただきますよう、お願いいたします」としていた。 ■関連記事:【KADOKAWAサイバー攻撃】N高・S高生徒の個人情報流出の懸念について保護者に注意喚起 KADOKAWAの適時開示によると、7月3日時点で漏洩した可能性が高いとする社内情報は以下の通り ◆外部漏洩の可能性が高いと認識した情報の種類(2024年7月3日時点) 【社外情報】 N中等部・N高等学校・S高等学校の在校生・卒業生・保護者のうち、一部の方々の個人情報 株式会社ドワンゴが取引する一部のクリエイター、個人事業主および法人との契約書 株式会社ドワンゴの楽曲収益化サービス(NRC)を利用している一部のクリエイターの個人情報 株式会社ドワンゴの一部の元従業員が運営する会社の情報 【社内情報】 株式会社ドワンゴ全従業員の個人情報(契約社員、派遣社員、アルバイト、一部の退職者含む) 株式会社ドワンゴの関係会社の一部従業員の個人情報 株式会社ドワンゴの法務関連を始めとした社内文書
情報流出の対象となった人への対応
KADOKAWAは、個人情報が流出したと見られる角川ドワンゴ学園の在校生、卒業生、保護者、またクリエイター、取引先、元従業員には個別にお詫びとお知らせを送るとしている。 現時点では、なんらかの補償を実施するのかについての方針は明記していない。 合わせて、情報流出に関する問い合わせ専用窓口も設置する。窓口のURLは以下のとおり。 (1)ユーザー、クリエイター、取引先の専用窓口 (2)学校法人 角川ドワンゴ学園の在校生・卒業生・保護者向けの専用窓口
伊藤 有/Tamotsu Ito