知的障害がある15歳少年に殴る蹴るなど暴行か 「放課後デイサービス」施設代表者ら2人 初公判で認否留保 大阪地裁
大阪府吹田市の「放課後等デイサービス」施設で、利用者の少年に暴行を加えた罪に問われた施設の代表ら2人の裁判が始まり、2人は認否を留保しました。 起訴状などによりますと、吹田市の放課後デイ施設「アルプスの森」の運営会社代表・宇津慎史被告(61)と、兄で社員の雅美被告(65)は去年2月から3月にかけ、施設の利用者で知的障害がある15歳の少年に対し、殴る蹴るなどの暴行を加えた罪などに問われています。 22日の初公判で慎史被告は起訴内容について「間違っているところはないと思いますが、留保します」と述べ、2人とも認否を留保しました。 検察は冒頭陳述で「2人は、被害者からひっかかれるなどし、腹を立てて暴行に及んだ」と指摘しました。 宇津慎史被告と雅美被告をめぐっては、他の利用者への暴行罪でもすでに起訴されていて、今後裁判で審理される予定です。 また2人はおととし12月、送迎の際の安全管理を怠り、利用者の清水悠生さん(当時13)が施設外に飛び出し、近くの川で溺死したことについて業務上過失致死の疑いでも送検されていて、検察が捜査を続けています。
ABCテレビ
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