【スプリンターズS】トウシンマカオ 悲願の電撃王へ データ唯一全項目クリア+前哨戦Vの勢い
「スプリンターズS・G1」(29日、中山) 秋のG1シリーズの開幕を告げる電撃戦。昨年覇者ママコチャや、高松宮記念を制したマッドクールに加え、香港の刺客2頭など多士済々なメンバーが顔をそろえたが、最も勢いがあるのはサトノレーヴ。夏王から一気にスプリント界の頂点まで上り詰めるか注目。なお、データ班は唯一全項目をクリアしたトウシンマカオをイチ推しだ。 ▼傾向(過去10年) 00年から秋のG1開幕戦に。サマースプリントシリーズが創設された06年以降、チャンピオンで同レースも制したのは19年タワーオブロンドンだけ。14年は新潟で施行。 ▼人気 1番人気〈4・0・2・4〉 2番人気〈1・3・0・6〉 3番人気〈3・2・0・5〉 4番人気〈0・0・0・10〉 5番人気〈0・1・2・7〉 勝ち馬8頭が3番人気以内。ただ、3連単10万超えが5回あるようにヒモ荒れには要注意だ。 ▼性齢 3歳馬〈1・2・1・16〉 4歳馬〈3・3・5・23〉 5歳馬〈2・4・1・37〉 6歳馬〈3・0・2・26〉 7歳以上〈1・1・1・29〉 各世代から勝ち馬が出ている。牝馬は〈3・5・6・46〉とまずまず。 ▼ステップ セントウル〈4・3・1・44〉 安田記念〈2・1・1・6〉 北九州記念〈2・1・1・19〉 キーンラン〈1・1・5・37〉 CBC賞〈1・1・0・1〉 高松宮記念〈0・1・0・1〉 ヴィクトM〈0・1・0・1〉 函館SS〈0・1・0・5〉 OP競走〈0・0・2・1〉 海外戦〈0・0・0・6〉 勝ち馬全頭がサマースプリントS(函館SS&アイビスSDを除く)か安田記念から参戦。 ▼前走内容 勝ち馬8頭が4着以内。同9頭が4番人気以内に支持されていた。 ▼所属 美 浦〈5・2・3・26〉 栗 東〈5・8・7・102〉 外国馬〈0・0・0・3〉 勝ち数は互角も、勝率では美浦所属馬が圧倒している。 ▼実績 勝ち馬7頭に重賞2勝以上か、G1・2着があった。 ▼騎手 勝ち馬8頭が前走から継続騎乗だった。 ▼決め手 勝ち馬全頭が前走の4角(直線競馬出走馬は残り3F地点)を5番手以降で通過していた。 ▼注目馬 全項目をクリアしたのはトウシンマカオ1頭だけ。前哨戦Vの勢いそのままに、悲願のG1奪取となるか。