【阪神】接戦制し再び貯金生活 岡田監督が監督通算513勝目で球団記録まであと1
<広島0-3阪神>◇2日◇マツダスタジアム 阪神が接戦をなんとかものにした。これで再びの貯金生活。首位広島とも3ゲーム差に縮まった。連敗も「2」でストップとなった。岡田彰布監督(66)は、阪神の監督通算勝利数が513勝。藤本定義監督が持つ球団記録の514勝まで、1勝となった。 0-0で迎えた延長11回1死一塁。島田海吏外野手(28)が右前打。スタートを切っていた一塁走者小幡は一気に三塁へ。右翼野間の送球が高く浮くと、カバーに入った投手島内がこれを捕球できず。これがカメラマン席に入り、小幡の本塁生還が認められた。まさかの形で待望の得点に成功した。さらに近本光司外野手(29)も適時打で続いた。 先発才木浩人投手(25)は7回1安打無失点の好投。5回まで無安打に封じるピッチングだった。雨あがりで湿度が高い中、大汗をかいて113球を投げきった。この日、球宴のファン投票最終結果が発表され、セ・リーグ先発投手部門で1位。球宴初選出が決まった右腕が、ファンへ御礼の勝利を届けた。