<リオ五輪速報>錦織が準決勝でマレーに完敗 「太刀打ちできなかった」
リオ五輪のテニス男子シングルス準決勝が13日(日本時間14日)、現地の五輪テニスセンターで行われ、錦織圭(26、日清食品)は、ロンドン五輪金メダリストで世界ランキング2位のアンディ・マレー(29、英国)に0-2で敗れ、3位決定戦に回ることになった。 現在、3連敗中で、過去の対戦成績も1勝6敗と苦手にしているマレーに対して、ミスが目立ち、第1ゲームは1―6、第2ゲームは4-6で完敗した。 錦織は14日に(日本時間15日)、もう1試合の準決勝、ラファエル・ナダル(スペイン)対フアンマルティン・デルポトロ(アルゼンチン)の敗者と銅メダルを争う。メダル獲得となれば五輪では1920年のアントワープ五輪で銀メダルを獲得した熊谷一弥以来、96年ぶりの快挙となる。 以下は、試合後の錦織の一問一答。 ――試合を振り返って 「ミスが多すぎましたね。自分のミスが多かったので、彼の安定したテニスに太刀打ちできなかった」 ーー試合前にはリターンへの対応を確認されていましたが? 「相手のサーブも良かったですし、確率もたぶん高かったと思うので(ファーストサーブの成功確率はマレーが75%で錦織が60%)、リターンで攻めることができなかった。彼のリターンも良かったので、ずっとプレッシャーを感じながらプレーをしていました」 ――日の丸を背負う五輪という舞台は? 「彼に勝てなかった悔しさが多い。何回も負けている相手でしたし、もうちょっと、いいテニスができればよかったのですが、しっかりとリカバリーして明日頑張りたい」 ――96年ぶりのメダルが期待されています。 「しっかりと体を戻して、できるだけいい状態に戻して明日頑張りたいと思います」