“自分の意志で”スターダム退団…林下詩美、マリーゴールドに入団した理由「噂を聞いたんです」
マリーゴールドは「インパクトがあっていい名前
2018年のプロレスデビュー以来、“逸材”と呼ばれスターダムの屋台骨を背負ってきた林下詩美が、マリーゴールドという新天地で羽ばたこうとしている。4月16日に旗揚げ会見を開いたマリーゴールドは、スターダムを解任されたロッシー小川が立ち上げた新団体だ。なぜ林下がスターダムを退団し、マリーゴールドを選んだのか。その理由を聞いた。(取材・文=橋場了吾) 【写真】「美人すぎる」「エレガント」と絶賛、リング上の姿とはまるで違う林下詩美の艶やかなドレス姿 4.12スターダム後楽園ホール大会。3月いっぱいでスターダムを退団し、フリーとしてスターダム最後のリングに上がった林下。タッグチーム“AphroditE”のパートナーであり、ユニット“Queen’s Quest”の盟友であった上谷沙弥とタッグを組み、林下と同じスターダム10期生の飯田沙耶、林下を追いかけプロレスラーになった現ワールド・オブ・スターダム王者・舞華と戦った。結果、林下は初めて飯田に敗北を喫した。 「“飯田大快挙”みたいなイメージかもしれないですけど、今の飯田沙耶は私に勝つことが難しい選手ではないですよ。すごい上からになっちゃうかもしれませんが、林下詩美に勝ったんだから、これからもっともっと花開いてほしいなって思います。ただ飯田は本当に優しい子なのですが、もっとわがままを言ってたくさん発言して、ユニットリーダーとやっていける人だと思うので頑張ってほしいですね」 林下がスターダムの退団を発表してからは、舞華とのコラボ配信もあり、ユニットの垣根を超えた交流が生まれた。 「飯田は同期なのですごく注目していましたし頑張ってほしいと思いますが、基本的には自分のユニット以外は敵ですし、興味はないです。でも飯田とも最初はいろいろな話をしましたけど、ユニットが分かれてからはそれほど交流がなくなりましたね」 プロレスラーデビュー以来、スターダム一筋で過ごした6年間。林下がこのタイミングで退団を決意した理由は何だったのか。 「私はスターダムで赤いベルト(ワールド・オブ・スターダム王座)を巻いて、女子プロレス大賞の新人賞も取って、(Queen’s Questの)ユニットリーダーもしてきて、やることが全部なくなってしまったというか……なくなったわけではないんですけど、最近はずっとユニットのことを考えて動いていたので、そろそろ次は自分のために本気で考えて行動したいというのがありました。もちろん、スターダムでしかかなえられない夢もあるんですけど、スターダム以外でないとかなえられない夢もたくさんあって。試合をしてみたい選手、組みたい選手がいたとしても、スターダム所属ではなかなかできないこともありますし」