中村橋之助 代々受け継がれてきたバトンの重み 「来年出てなかったらどうしよう」
日テレNEWS NNN
歌舞伎俳優の中村橋之助さん(28)と中村莟玉さん(28)が記者会見に登場。代々受け継がれてきたバトンを継承した重みを明かしました。 【画像】中村橋之助が映画初主演 「65年の生涯を私1人で」 明治生まれの名作曲家の生涯を演じる 2人が登場したのは、2025年に出演する『新春浅草歌舞伎』の記者会見です。会見には若手歌舞伎俳優7人が出席し、橋之助さんと莟玉さんは、今回のメンバーでは2年連続出演となります。 橋之助さんは、会見でバトンを取り出し「これは(尾上)松也お兄さんの前の世代、(中村)勘九郎の兄や(中村)七之助の兄や(市川)猿之助の兄さんがお出になっていた世代から、今年『新春浅草歌舞伎』の千穐楽に(中村)米吉の兄さんから僕と莟玉に託されたバトンでございます。このバトンをもっと大きい重いバトンにできるように、僕たちの代も一生懸命に勤めてまいりたいと思います」と意気込みを語りました。 莟玉さんも「早く“浅草歌舞伎に出たい”と思っていた人たちが今回参加していると思いますので、一致団結していい感じでこのバトンをつないでいけるように頑張りたいと思います」と語りました。 バトンを受け継いだ感想を聞かれると「“このバトンをもらって来年出てなかったらどうしよう”っていう恐ろしさがあったんです。お話をいただいた時は率直にほっとしたっていう感じよりも“きた…”というプレッシャーを受けながらも、“僕たちの代になっても新春浅草歌舞伎やってやるぞ。一旗揚げてやるぞ”って思いにすごく前に進む力を強く感じた」と意欲を見せた橋之助さん。 莟玉さんは今年の千穐楽で卒業する先輩たちからバトンを受け取るも「“ああそうか。まだ来年ちゃんと本当にいるとは言われてないな”と(思った)」と明かしました。